今回の記事では、記事執筆者であるハングリーガイが電子たばこ「VAPE(ベイプ)」デビューに使用した「GOTEK X」の交換用PODカートリッジの互換品をレビューする記事になります。
HECCOという謎のメーカーの互換品になりますが、本当に問題なく使える商品なのかを正規品と比較してレビューを行っていきますので、「GOTEK X」を利用される方の参考になればと思います!
安いけど怪しいメーカーの商品ってよくありますよね?
今回の記事はそんな商品を徹底的に調査していく内容です!
Aspire「GOTEK X」について
「GOTEK X」とは
Aspire社の「GOTEK X」はVAPEを楽しむために必要な本体そのものであり、数多くある商品の中では安価でVAPE初心者にもおすすめしやすい商品となっています。
「GOTEK X」は記事執筆者であるハングリーガイがVAPEデビューに使用した商品でもあり、本体の開封やレビューの様子は上記の記事をご覧頂ければと思います。
「GOTEK X」交換用PODカートリッジ
「GOTEK X」を使用し続けていると、リキッドを加熱するためのPODカートリッジのコイル部分が消耗して焦げ付きが発生し、VAPEを使用した際に感じられるリキッドの味や香りが悪くなってきてしまいます。
そのため、味や香りが悪くなってきたらPODカートリッジを新品に交換する必要があります。
PODカートリッジは消耗品であるがゆえに、できるだけまとめ買いをすることで1個あたりの値段を抑えることがおすすめであり、「GOTEK X」の交換用PODカートリッジの場合は3箱(6個分)のセットで購入することで1個当たりの価格が安くなる傾向がみられました。
この記事を執筆している2024年7月時点のAmazon価格は交換用PODカートリッジが3箱(6個分)で約2,400円くらいで、PODカートリッジ1個当たりの金額は約400円となっていました。
「GOTEK X」の交換用PODカートリッジを1か月で4本消費するとしてもかかるコストは約1,600円であり、お菓子といった間食の代わりに置き換えても金額的にはそこまで大きいものにはならないのではないかと感じました。
通常の紙巻たばこは非常にお金がかかるイメージはありますが、VAPEに関してはコストは抑え目で気軽に楽しめる嗜好品であると思います!
HECCO「GOTEK X」交換用PODカートリッジ互換品について
「GOTEK X」互換品の商品情報
「GOTEK X」の交換用PODカートリッジをできるだけ安く手に入れることができないかと色々と調べてみたところ、HECCOという謎のメーカーから「GOTEK X」の互換品が販売されていることがわかりました。
このHECCOの互換品の「GOTEK X」交換用PODカートリッジは、記事執筆時点の2024年7月のAmazon価格が5本入りで約1,600円となっており、POD1本あたりの値段が約320円と前述の正規品と比べると約80円も安い激安価格となっています。
そこまで数が多いわけではないですが、VAPEにおいても正規品の代わりに安く使える互換品は多数存在しており、ショッピングサイトなどで検索をすると見つけることができます。
ただ、正規品のように安全でかつ確実に使用できるものかどうかの保証は無く、商品情報が不明瞭なものもあるため、購入の際には注意が必要となります。
プリンターのインクとかでは互換品をよく見かけることはあるけど、まさかVAPEにも似たような文化が存在するとは・・・
そもそもHECCO(ヘコー)とは
今回の記事でレビューする「GOTEK X」PODカートリッジの互換品ですが、販売を行っているHECCOというメーカーについては詳しい情報が出回っておらず、基本的には謎が多いメーカーとなっています。
そもそも、HECCOという単語の正しい呼び方もほぼわからないレベルで、HECCOという文字列を翻訳サイトなどに入力して再生させたときに流れる音声をもとに「ヘコー」と呼ぶことにしています。
HECCOというメーカーの歴史や形態などはわかりませんが、販売されている商品を見る限りでは電子たばこ・VAPE関連の商品を中心としたメーカーとなっており、扱われている商品にはHECCOオリジナルのVAPEや他社製品のVAPEの互換品などが見られます。
様々な電子たばこ関連商品を販売しているという点から、各種互換品も少し信頼できる商品ではないかとも思えますが、HECCOオリジナルの電子たばこの商品ページを見ると、急にメーカーに対する安心感が下がってしまうような画像が確認されます。
画像に書かれている商品説明の文字を見ると、中国の書体の漢字が使われていたり、おかしな日本語の文章が記載されています。
つまり、このHECCOというメーカーは中国系の企業によって運営されているものである可能性が高いと見えます。
あぁ・・・(察し)
中国系企業のメーカーが販売する商品には品質の悪いものであったり、他企業の商品を丸パクリしたようなものが多く存在するイメージがありますが、このHECCOというメーカーからは「GOTEK X」の交換用PODカートリッジの互換品だけではなく、「GOTEK X」を完全にコピーしたような商品が販売されていました。
本当に大丈夫かコレ…?
一応、プリンターのインクの互換品を例に挙げると、商品の製造過程で特許に抵触していなければ違法ではなく合法であるため、今回紹介するPODカートリッジの互換品も同様に合法である可能性は高いと言えます。
ただ、やはり良い印象を受ける商品だとは言えません。本当に大丈夫なのでしょうか?
商品ページのレビューとかを見ると問題なく使えてるっぽいけど・・・
あまりにも不安すぎるだろ!!
Aspire正規品とHECCO互換品の実物比較
HECCOの互換品の外箱・説明について
さっそく今回レビューするHECCOの互換品を開封していきたいと思いますが、パッケージ表面下部に中華書体で「電子たばこ互換用空カートリッジ」という文字列が記載されており、開封前からすでに怪しさを感じています。
表面にも怪しいポイントがありましたが、パッケージの裏面にはさらなるツッコミ所がありました。
こちらの商品は「GOTEK X」の互換品なのですが、パッケージ裏面の最初の部分には「GOTTEK互換用カートリッジ」と書かれており、VAPE本体である「GOTEK」のスペルが間違って記載されていました。
本来であれば「GOTEK(ゴーテック)」が正しい名前なのですが、この互換品の外箱に記載された名前は「GOTTEK(ゴッテク)」となってしまっており、思わずフフッと笑ってしまうようなパチモン感が出ていました。
「なんだコレ!?アホ過ぎるだろ!!」って最初は笑ってたけど、冷静になると商標とかで引っかからないようにわざと間違えてる可能性があるんじゃないかとも思いました。
これが・・・中華製品の闇・・・?
そしてスペルミスの直後にいきなり「リキッドは注入していないです!」という不思議な言葉遣いの注意書きがされていました。
単純に「リキッドの入っていない空カートリッジ」ということを言いたいのだとは思いますが、パッケージの説明文としてはおかしなものとなっています。
この調子だとその後の説明文もおかしくなるかと思いきや、それ以降は比較的まともな文章になっていたので、どうしてこの部分だけメチャクチャなのかは謎です。
また、パッケージ裏面の下部に友達登録をすることでクーポンが入手できるというLINEのQRコードが掲載されていました。
しかしながら、怪しい中華製品であることからも記事執筆者は「絶対に登録したくない」と思っていますし、記事をご覧になってる皆様にもおすすめはできません。
HECCOの互換品を開封!
パッケージにはおかしい部分がたくさんありましたが、重要なのは中身であるため早速HECCOの互換品を開封していきます。
中身を確認してみるとPODカートリッジ一つ一つがビニールで包装されており、さっきまでのパッケージの怪しさと比べるとかなりまともな感じになっていました。
正規品の梱包よりは安価な梱包には見えますが、一切問題を感じさせるようなものではありません。
PODカートリッジ本体はどうなっているかを確認するために袋から取り出してみたところ、見た目がほぼ正規品と一緒で、単体では正規品といったい何が違うのかがわからない状態となっていました。
正規品と完全に見た目が一緒であるがゆえに、パッケージなどの怪しさとは対照的に品質はまともそうで安心して使用できそうな印象です。
本当に正規品まんまの見た目となっていました。
そのまんますぎて混乱してくるよコレ!!
Aspireの正規品を開封!
互換品をパッと見ただけでは正規品との違いが全く分からなかったので、改めて正規品を開封して確認してみたいと思います。
先ほどの互換品とは違って、正規品のPODカートリッジはやや硬さのあるプラスチックで包装されており、正規品ならではの高級感や品質の高さを感じることができます。
しかし、いざ中身のPODカートリッジを取り出して改めて確認してみても、パッと見では先ほどの互換品との違いが無いように見えます。
えっ・・・マジで一緒じゃね?
正規品と互換品の見た目を比較!
次に、正規品と互換品の違いを見つけるため、じっくりと細部まで確認しながら比較を行っていきます。
するとまず簡単に気付けるポイントとして、正規品にはメーカー名である「aspire」の文字がPODカートリッジの正面に書かれています。
なので、包装などが無くてもPODカートリッジ単体で正規品であるかどうかは判断することができますが、PODカートリッジの性能自体には影響の無い違いであるため特に重要ではありません。
他に違いを探してみたところ、PODカートリッジのコイル部分についているゴムパッキンの色や質感が違うことがわかりました。
VAPEにおいてコイルは味や香りに影響を与える重要な部分であり、そのコイル部分に使われているパーツが正規品と互換品で違うのは大きな注目ポイントであると言えます。
ただ、正面から見た時の正規品と互換品の違いはこれが最後となります。
PODカートリッジの側面や底部分は正規品と互換品でほぼ差は無く、本当に細かく見ても側面のフタの部分の質感が少し違っている程度となります。
つまり、見た目だけでわかる正規品と互換品の違いは「aspireの文字の有無」「コイル部分の質感」の2点のみとなります。
結局マジで違いがわからねえ・・・
Aspire正規品とHECCO互換品の使用レビュー
正規品と互換品でほとんど見た目に差が無かったPODカートリッジですが、重要なのは使用時の味と香りであるため、ここからはりきっどやの「エナジードリンク」味のリキッドを使用し、正規品と互換品で違いが見られるかを検証していきます。
Aspire正規品を使用!
比較を行うにあたり、まずはAspire正規品のPODカートリッジで「GOTEK X」を使用し、味や香りを確認していきます。
もちろん正規品であるがゆえに使用感には一切問題はないので、この後に使用するHECCOの互換品をレビューする際の基準としていきます。
そりゃそうだろ
HECCO互換品を使用!
正規品の使用感を確認したところで、今回のレビューのメインであるHECCOの互換品を使用していきます。
商品ページやパッケージが怪しいのに対して、本体の見た目が正規品と変わらなかったりと、ここまで安心して使えるのかイマイチわからない状態だったこの互換品は一体どのような使用感となっているのでしょうか?
HECCOの互換品を使って吸引してみたところ、「若干吸いごたえが重い」「正規品と確かに差がある」といった第一印象となりました。
なお、正規品と違いがあるとは言えども、互換品のPODカートリッジでも問題なく「GOTEK X」を使用することが可能となっていました。
ここからは、正規品と互換品で感じられた違いをより丁寧にまとめてお伝えしていきます。
とりあえず、互換品もほぼ問題なく使用はできました!
ここからはさらに細かい差をお伝えしていきます!
正規品と互換品の使用感の差
まず、全体的なクオリティ面ではやはり正規品の方が優れていることがわかりました。
「GOTEK X」を使用した際に、味の濃さ・香りの強さ・煙の量の全てが互換品より正規品の方が少し上回っており、今回使用したPODカートリッジの個体差はあれども、正規品の方がより美味しく「GOTEK X」を使用することができると言えます。
なお、互換品でも品質が悪いということは無いので、十分に満足できるユーザーもいるとは思いますが、正規品と比較するとパワーが少し弱いように感じてしまうため、VAPEにおいて煙の量を重要視しているような方には注意が必要であると言えます。
正規品と互換品で見た目が変わらないから味や香りも一緒かなぁ・・・なんて考えていましたが気付ける程度の差は見られました!
ただ、互換品も商品ページにあったレビューの通り問題なく使えるクオリティでした!
まとめ
正規品と互換品のどちらがおすすめ?
「GOTEK X」を使用する上で味・香り・煙を最高の状態で楽しむことができるという点からも、とにかく美味しくVAPEを楽しみたい人には正規品のPODカートリッジを購入することをおすすめします。
また、HECCOの互換品は問題なく使えてはいますが、安全面に関しては現状では不透明ですので、できるだけ安心してVAPEを楽しみたい方にも正規品がおすすめとなります。
ただ、やはりHECCOの互換品が非常に安価であるというのは大きい魅力であることは間違いないため、クオリティよりコストパフォーマンスを重要視するVAPEユーザーの方であれば互換品を試してみる価値はあると思います。
正規品と互換品のどちらがおすすめになるかは、各ユーザーが何を重視するかによって変わりますので、購入する際は今回の記事の内容を参考にして判断して頂くのが良いかと思います!
記事執筆者の意見
記事をご覧の皆様には「各個人の判断で選べばOK」とお伝えしましたが、最後に記事執筆者自身は今後「GOTEK X」のPODカートリッジは正規品と互換品のどちらを購入していくかをお伝えしていきたいと思います。
まず先に結論から言うと、記事執筆者はAspire社の正規品のPODカートリッジを購入していきたいと考えています。
やはり美味しくVAPEを楽しみたいというのが一番の理由となりますが、味や香りといった使用感とは別で正規品を選びたい理由があります。
それは、VAPE初心者の入り口となるような「GOTEK X」という商品を生み出してくれたAspire社をリスペクトしたいという理由であり、やはりAspire社の製品を丸パクリしたような製品を作ってしまっているHECCOの互換品よりも正規品を買った方がユーザーとしては誠実であると言えます。
ただ、これはあくまで記事執筆者の美学的な感想であるため、前述の通り正規品と互換品のどちらを買うかは、ユーザーの皆様が各々で判断して頂くのがベストであり、今回の記事を参考にしながら上手に「GOTEK X」を使いこなして頂けたらと思います!
でもなんやかんや正規品の方が美味しいわ。