バーベルを使って様々なトレーニングをするためには、パワーラックが必須のアイテムとなります。
しかしながら、パワーラックは他のトレーニング器具と比べて金額が高く、場所も広く取る器具であるため、いざ購入する際にどの商品を選べばよいか非常に悩むことになります。
この記事では、そんなパワーラックを選ぶ時のポイントや、様々な種類の商品について解説をしていきますので、パワーラックの購入を考えている皆様の参考にしていただけたらと思います!
自宅で一般的なジムレベルのトレーニングを可能にするためにはパワーラックの導入は必須!ホームジムを作りたい人はぜひ検討してみて!
パワーラックを選ぶ際の注意点
設置する部屋に合っているサイズであるか?
パワーラックは非常に大きい器具であるため、自宅に導入する場合は設置場所のサイズを把握しておくことが重要となります。
パワーラックを使用するときは、外側からバーベルのプレートの付け替えなどの作業を行うため、部屋にパワーラックを設置してもその前後左右に十分なスペースが確保できることをチェックするようにしましょう。
なお、パワーラックには本格的な「ボックスタイプ」だけではなく、スペースの節約ができる「ハーフラック」や「マルチラック」もあり、安全性や質の高いトレーニングにはボックスタイプがオススメですが、スペースや価格面で懸念がある方にはハーフラックやマルチラックでも十分なトレーニングが可能です。
左右が独立しているマルチラックは設置する位置を後から調整しやすいというメリットもあるので、初心者~中級者には比較的オススメできるタイプでもあります!
使用するバーベルに合っているサイズであるか?
パワーラックは商品によって幅が違っており、中にはオリンピックシャフトでの使用を前提とした商品もあります。
パワーラックの横幅がバーベルのグリップ幅より広くなってしまうと、バーベルが使用できないといった問題が発生する可能性がありますので、必ず使用したいバーベルのグリップ幅とパワーラックの横幅の長さを事前にチェックするようにしましょう。
なお、使用するバーベルのグリップの長さが短い場合は、横幅を変更できるタイプのマルチラックが購入の候補となります。
パワーラックはオリンピックシャフトのサイズを基準としているタイプのものがあり、28mmタイプのバーベルが合わない場合がある点には注意が必要!
詳しいことがわからず不安であれば幅調整のできるマルチラックを選ぶのもひとつの手段!
耐久性は十分であるか?
パワーラックは耐荷重が150kg以上ある商品が多いため、トレーニング初心者~中級者の方であればほとんど気にしなくても問題ありませんが、200kg近くやそれ以上の重量を扱う予定のあるトレーニング上級者の方は耐荷重が足りているかチェックする必要があります。
もちろん、耐荷重が大きければ大きいほど安全なトレーニングが可能になりますので、予算に余裕があれば必要以上の耐荷重のパワーラックを購入しても全く問題ありません。
耐荷重が大きく強いラックは重いバーベルを置いても揺れにくいといったメリットもあるぞ!
追加機能は本当に必要であるか?
パワーラックにはチンニング用のバーや、ケーブル系のトレーニングマシンなどが付属する商品がありますが、そのような追加機能が付属することで、より広い設置スペースが必要になったり、価格が高くなってしまいます。
追加機能が多く付属していると便利そうに見えますが、中途半端な価格のものであるとジム施設のクオリティとは程遠いものとなり、あまり満足とは言えないトレーニングしかできない可能性もあるので注意して購入するようにしましょう。
なお、チンニングバーに関してはパワーラックの性能や価格にあまり大きな影響はないため、付属している商品を選択しても問題ありません。
シンプルイズベストって言葉が合う器具なのかもしれない…
トレーニングを熟知して、自分に必要な機能が判断できる人であれば高品質・高価格帯の多機能ラックを選んでも問題ナシ!。
オススメのパワーラックを紹介
著者厳選オススメパワーラック
BODYMAKER(ボディメーカー) マルチパワーラック
まず最初にオススメするのがBODYMAKERのマルチパワーラックになります。
こちらの商品は左右がそれぞれ独立したラックとなっており、使用する器具や部屋の環境に合わせて幅などのセッティングを変えることができる点が非常に優れています。
価格自体もボックスタイプのパワーラックよりも圧倒的に安く、初めてパワーラックを購入する方にとって非常にオススメな商品となっています。
BODYMAKER(ボディメーカー) ハードパワーラック
より本格的なトレーニングを行いたい方にはボックスタイプのパワーラックであるBODYMAKERのハードパワーラックがオススメとなります。
耐荷重200kgと十分な耐久性があり、構造もシンプルでセーフティーバー付きで安全なトレーニングが可能であるため、扱う重量が200kgを超える超上級者でなければずっと使用し続けることができるレベルの商品となっています。
非常にオススメできる商品なのですが「サイズがW116×D155×H210cm・総重量が82.5kg」、「オリンピックシャフト及びバーベルシャフト200cm専用」となっているため、設置する部屋のサイズに合っているか、使用したいバーベルのサイズが合っているかはあらかじめチェックするようにしましょう
IROTEC(アイロテック) NEWパワースクワットラック V2
「本格的なパワーラックを導入したいが、部屋の広さに制限がある」といった方にはIROTECのNEWパワースクワットラック V2がオススメとなります。
スクワットラックと名前が付けられていますが、ベンチプレスなどの他のトレーニングに使用することもでき、通常のパワーラックとほぼ同じように使用することが可能となっています
ハーフラックは通常のボックスタイプのパワーラックよりも耐久性や安全面ではやや劣っていますが、設置スペースが節約できる点やコストが抑えられるメリットがあるため、パワーラックを選ぶ際の選択肢となります。
トレーニング上級者オススメのパワーラック
IROTEC パワーラック V-MAX
これまで紹介したパワーラックでも十分なトレーニングが可能ですが、扱う重量が200kgを超えてくるような超上級者であればさらに耐荷重・耐久性に優れているパワーラックを選ぶ必要があり、そんな方にオススメできる商品がIROTECのパワーラックV-MAXになります。
こちらのパワーラックV-MAXは耐荷重が約350kgと非常に高く、トレーニング上級者でも一生使い通せる商品であると言えます。
IROTEC パワーラックHPM
前述のIROTECのパワーラックV-MAXのさらに上位・高重量対応のモデルとしてパワーラックHPMという商品があり、最初からハイエンドモデルのパワーラックが欲しい方であればこちらの商品がオススメとなります。
トレーニング上級者は単純に扱う重量が増えるので、その分だけ耐荷重にはこだわっておきたい!
パワーラックと合わせて知っておきたいアイテム
バーベル
パワーラックを活用するためにはバーベルが必須のアイテムとなります。
バーベルとパワーラックを合わせて購入する際は、必ずバーベルがパワーラックの幅に対応している長さであるかを必ずチェックするようにしましょう。
説明不要かもしれないけれど、さすがにバーベルが無いとパワーラックを導入する意味はないよ!
トレーニングベンチ
パワーラックとバーベルに加えて、トレーニングベンチを導入することで筋肥大に非常に効果的なトレーニングである"BIG3"(ベンチプレス・スクワット・デッドリフト)を行うことが可能となります。
パワーラックを購入する際はトレーニングベンチの導入もぜひ検討してみて下さい。