【折りたたみ自転車】PROVROS「P-206」をレビュー！

本記事ではPROVROSが販売する折りたたみ自転車「P-206」という商品を実際に使用してみたレビュー記事になります。

折りたたみ自転車の購入を検討している方への参考になるかと思いますので、ぜひ最後までご覧頂けたらと思います！

PROVROS「P-206」の商品情報

「PROVROS」というメーカーについて

今回紹介する折りたたみ自転車は株式会社高商という会社が展開するPROVROSという自転車ブランドの商品となります。

PROVROSは2016年に誕生したブランドであり、これまでに様々な自転車関連の商品をリリースしています。

なお、PROVROSの運営元である株式会社高商は元々中国で設立された会社であり、販売されている自転車が比較的安価な商品が多いことから少しばかり不安に思う方もいるかもしれません。

しかしながら、株式会社高商は2008年ごろから日本向けに製品をリリースしていたそこそこの歴史のある会社であり、現在まで長い間続いているという観点からはそこまで心配する必要は無いのではないかと思われます。

折りたたみ自転車「P-206」の商品情報について

ここからは今回購入した折りたたみ自転車PROVROS「P-206」の商品情報を確認していきます。

まずPROVROS「P-206」の金額について、公式ページのメーカー希望価格は28,800円と記載されいますが、Amazonや楽天などを調べると約15,000円前後で購入することが可能となってます。（価格は2024年10月時点のものになります）

これは数ある折りたたみ自転車の中でもかなり購入のしやすい低価格帯の商品となります。

PROVROS「P-206」の車体のカラーにはかなり多くのバリエーションがあり、ユーザーが自身の好きなカラーを見つけやすい商品となっております。

なお、今回の記事では「マットブラック」を購入しています。

その他のスペックに関しては一般的な折りたたみ自転車と一緒で、「身長145cm以上・体重75kg」を基準として設計されています。

今回レビューする記事執筆者のハングリーガイは「身長182cm・体重85kg前後」と一般的な成人男性よりかなり体のサイズが大きめとなっていますので、体の大きい人が乗っても問題ないのかといった点も今回のレビューにおける一つの注目ポイントであるとも言えます。

また、安価な折りたたみ自転車ではありますが、6段階の変速機が搭載されているため、自身の体力や道路の状況に合わせて快適に運転することができると思われます。

また、自転車本体とは別で「前カゴ」「LEDライト」「ワイヤー錠」といった自転車において最低限欲しい付属品も無料で付いてくるため、今回のPROVROS「P-206」を購入すれば他には何も用意しなくても問題なく使用ができると言えます。

PROVROS「P-206」を開封します！

開封の様子・商品に対する印象

ここからは、実際に自宅に届いたPROVROS「P-206」の箱を開封していくわけですが、折りたたみ自転車だけあってなかなか大きいサイズの箱となっています。

なお、箱はまるでプレゼントボックスのようなデザインになっていますが、なぜこんなデザインなのか理由は不明です。

実際に箱の中から折りたたみ自転車の本体を出してみると、よりコンパクトさが際立っていました。

もちろんここからパーツを組み立てたりするので最終的にはもう少し大きくなるかと思いますが、それでもコンパクトに収納できそうな印象です。

さっそく商品を開封している時点で気づいたことですが、自転車は配送の際に破損してしまわないようにするためにかなり丁寧に梱包されています。

これ自体はメリットではあるのですが、逆に商品の開封から組み立てまでそこそこの労力や時間が必要となる点は購入前から気にしておいた方が良いと言えます。

こういった組み立て作業が苦手な方や、もっと楽に折りたたみ自転車を手に入れたいという方は実店舗のあるサイクルショップなどで購入することも選択肢に残しておいても良いかもしれません。

ただし、今回の商品は組み立てなどを自身でやる必要がある代わりにやはり価格は非常に安くなっていると言えます。

とにかく金額を抑えてお得に折りたたみ自転車を手に入れたい方はAmazonや楽天などで購入することをおすすめします。

商品の内容物・付属品

続いてはPROVROS「P-206」の箱に含まれていた内容物を一通り掲載していきます。

PROVROS「P-206」の内容物は上記の写真の通りとなっており、商品のほとんどを自転車本体が占めており、細かいパーツ系はかなり少なめとなっています。

このことからサイズが大きいため折りたたみ自転車の組み立て自体はそこまで楽ではないかもしれませんが、作業工程自体は思ったより多く無いのではないかとも予想されます。

開封・組み立ての注意点

今回、ブログ記事や動画向けに撮影をするためにあえて室内で開封・組み立てを行っていますが、タイヤのゴム跡が付いてしまったり、金属パーツをぶつけると家財を傷つけてしまう可能性もあるため、基本的には屋外で組み立てすることをおすすめします。

また、そこそこ重量のあるパーツがあったりするので、ちゃんと靴を履いて安全に作業することをおすすめします。

記事執筆者は勢いで室内で裸足で作業していたので、自転車のハンドル部分を足にぶつけて痛い思いをしました。

PROVROS「P-206」を組み立てます！

PROVROS「P-206」の入った箱を開封して内容物を確認したところで、折りたたみ自転車を実際に組み立てていきます。

車体を広げる

組み立て説明書の一番最初の工程は、「折りたたみ自転車の車体を広げる」という内容になっています。

折りたたみ自転車の車体を広げたら、車体中央にあるレバーでロックをかける必要があります。

こちらのレバー部分は最初の組み立ての時だけではなく、折りたたみ自転車を実際に使用するために広げる際や、使用後に折りたたむ際にも操作するポイントとなります。

レバーでのロックのかけ方は、上記の写真のように簡単操作でロックをかけることが可能となっています。

一見かなりシンプルですが、レバー操作後は簡単にはグラついたりせずしっかりと車体が固定されます。

ハンドルの設置

商品到着時点ではハンドルは設置されていない状態になっているため、自身で組み立てる必要があります。

ブレーキやギアのワイヤーが絡んだり、ハンドルがスムーズに差し込めなかったりと、ハンドルは組み立ての際には少し苦労する可能性のあるポイントとなっていました。

なお、ハンドル手元の専用のレバーで固定することが可能であるため、この工程でも特に工具は不要となっています。

ただ、簡単に固定できる代わりに丁寧に向きを合わせないとハンドルが傾いてしまったりするため、組み立てる際には実際に自転車にまたがるなどして調整することをおすすめします。

ワイヤー錠の設置

PROVROS「P-206」の組み立て説明書には、丁寧に付属のワイヤー錠の設置手順が記載されています。

ただ、あくまでワイヤー錠を使用しないときにサドルの裏に収納できるようになるだけで、自転車に直接専用のカギを取り付けるようなものではない点には注意が必要です。

正直無くても問題ない機構ではありますが、自転車を運転する際にワイヤー錠を収納する場所に困らなくはなるため無いよりはあった方が良いとは言えます。

サドルの取り付け

続いてはサドルの取り付けになりますが、こちらは設置場所に差し込んだ後にレバーで固定するという、一般的な自転車とほぼ同じ形での取り付けとなります。

この時点で、折りたたみ自転車として必要な機能が最低限揃っていると言えます。

ペダルの取り付け

付属の説明書の手順には記載されていませんでしたが、ペダルが片方だけ取り付けられていない状態で配送されてきましたので、付属の工具（レンチ）を使って自身で取り付ける必要があります。

取り付けるタイミングとしては、ハンドルの設置する段階以降であればどのタイミングでもOKです。

カゴの設置

続いてはカゴの設置であり、ここで数少ない小さな部品に含まれているネジを使用していきます。

付属の工具（ドライバー）を使用する必要があったり、ネジが2種類あるなど少しだけ組み立ての難易度が上がるため、少し時間のかかる工程であると言えます。

ライトの取り付け

続きまして付属品のライトを取り付けていきます。

付属品のライトはかなりチープな感じですが、運転するのに必要な最低限の光量はあるため、そのまま取り付ければ夜も問題なく使用できると言えます。

ただ、安全性を重視したい方や、そもそもライトが劣化した場合には早い段階で取り換えが必要となる可能性が高い部分でもあると言えます。

キャップの取り付け

組み立ての最後の工程は、小さな部品のキャップを自転車の前輪と後輪のネジ部分に被せるといった作業になります。

全然無くても問題ない工程ですが、安全面ではあった方が良いパーツであると言えます。

組み立て完了・気付いた点

以上でPROVROS「P-206」の組み立てが完了したわけですが、やはり小さな部品が少なめであったためか、折りたたみ自転車の組み立てにはそこまで時間はかからず、開封開始から組み立て完了までで所要時間は約30分程度という結果となりました。

もちろん重量のある商品であるため体力的には楽な作業とは言えませんが、全体の組み立ての難易度自体はそこまで難しくないため、こういった作業が苦手な方でも比較的手の出しやすい商品であると言えます。

そんなわけでPROVROS「P-206」の実際の使用感をレビューしていきたいわけですが・・・

PROVROS「P-206」のレビュー！

というわけで、レビューのために平日の昼間からサイクリングロードのある公園まで来ましたので、PROVROS「P-206」の使用感を皆様にお伝えしていきたいと思います！

PROVROS「P-206」の印象・使用感

まず「P-206」に乗ってみた感想ですが、とにかく折りたたみ自転車として何も問題なく機能している商品であると思いました。

低価格帯の安価な折りたたみ自転車ですが、使用していて不安になったりする要素はほぼ無いと言えます。

PROVROS「P-206」は、「身長145cm以上・体重75kg」を基準として設計されている商品であり、「身長182cm・体重85kg前後」である記事執筆者が乗っても問題ないかが気になってはいましたが、耐久性には全く問題無さそうという印象でした。

あくまで予想ではありますが、体重が100kgあったとしてもそんなに簡単に破損することは無さそうであるため、この自転車を使えないような方は本当にごく一部に限られると思います。

そんな感じで十分な耐久性のあるPROVROS「P-206」ですが、組み立て後に一度折りたたんだ様子は上記の写真のようになります。

一軒家の玄関であればかなり余裕を持って置けるようなサイズであり、コンパクトに収納できるのはやはり嬉しいポイントであると言えます。

現状の印象としては日常生活で使う分には十分なクオリティであると言えるため、値段の安さも合わせると買って良かったと言える良い商品だと思いました。

PROVROS「P-206」の悪い点

PROVROS「P-206」は前述の通り間違いなく良い商品であるとは思うのですが、少し気になるマイナスポイントについてもしっかりお伝えしていきたいと思います。

体が大きすぎる人には合わない

先ほど、「身長182cm・体重85kg前後」である記事執筆者が乗っても耐久性には問題ないとはお伝えしましたが、身長が高いため自転車を運転する際に少し下半身が窮屈に感じました。

上記の写真のようにハンドルもサドルも限界付近まで高く設定しているのですが、身長が182cmある自分には少し足りないサイズにはなってしまうため、身長が180cm以上の人や脚が長い人は少しばかり注意が必要となります。

しかしながら、一般的には身長180cmを超える人は少数であるため、基本的にはそこまで気にしなくて良いポイントとなります。

あくまで自分の体が大きいと認識している人に知っておいて欲しいポイントということでピックアップさせて頂きました。

6段階変速機はクオリティがイマイチ

もう1点は、付属の6段階の変速機のクオリティがイマイチという点が気になります。

まずは、変速機のレバーが少し操作しにくい形になっており、ギアを上げるときの操作がし辛いというのが気になるポイントとなります。

さらに、ギアを変えた際にスムーズに切り替わらず、足元からカチャカチャ音が鳴り続けるような現象が発生する場合があります。

この現象が起きた際には、もう一度ギアを変更し直すと高確率で改善するため、深刻な問題になることはありませんが、こういった細かい所で運転の快適さを失いたくない方、かなり速いスピードで運転したい方にはもっと高価格帯のハイクオリティな自転車を探すという選択肢を持つことをおすすめします。

総評

ここまでPROVROS「P-206」の良い点や悪い点をお伝えしましたが、総評としてはとりあえず折りたたみ自転車が欲しいと思った方はこの商品を買っておけば問題ないと言えます。

折りたたみ自転車を近所に出かけるためといった日常生活に使いたい方であれば非常にコストパフォーマンスの良い商品であると言えますので、強いこだわりが無い方であれば迷わずおすすめできます。

低予算で折りたたみ自転車を探している方はぜひ今回紹介したPROVROS「P-206」の購入を検討してみてはいかがでしょうか？

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