本記事はIROTECの「マルチパワーラック」を購入・使用したレビューと、一連の組み立てを行った際の様子をまとめて記載した記事になります。
自宅にホームジムを作りたい方、パワーラックを買いたいと考えている方の参考になるかと思いますので、ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです!
ホームジムをさらに本格的にするために買っちゃいました!
ワックワクでパワーラックを設置していくぜ!
IROTEC「マルチパワーラック」について
今回レビューする商品はIROTECというメーカーが販売している「マルチパワーラック」という商品で、フリーウエイトのバーベルトレーニングを安全に行うことができるパワーラックにラットプルダウン・ローイングができる機構が備わっています。
マルチパワーラック自体のサイズは横幅116cm・高さ219cm・奥行145cmとなっており、バーベルやベンチを設置することを考慮すると約220cm四方のスペースが必要となるトレーニング器具となります。
詳細な耐荷重の情報は公開されてはいませんが、パワーラック自体の全体重量が約82kgであることを考慮すると、200~250kg程度の耐荷重はあることが予想されます。
本商品を使う注意点として、使用するバーベルにはある程度のグリップ幅が必要であり、IROTECのバーベルシャフトであれば「180cmワイドグリップタイプ」か「200cmタイプ」が対応しているサイズとなります。それ以下のグリップ幅の狭いバーベルは使用できないので予め確認が必要となります。
お値段は決してお安いアイテムでは無いですが、本格的でラットプルマシンも付いているので今後のトレーニングの幅は広がりそう!
IROTEC「マルチパワーラック」を組み立てる
パーツの確認
今回購入したマルチパワーラックはサイズの大きい商品であるため、全部で4箱に分かれた状態で届きました。
また、総重量も約82kgであるため部屋に運び込むだけでも一苦労です。
当然そのサイズや重量の通りパーツは大きいものから小さいものまで非常に多く、届いたもののパーツが足りているかの確認だけでそこそこの時間が取られました。
組立ステップ1
最初のステップでは足場となる枠とカド4つの柱の組み立てを行っていきます。
組み立てる際はネジは仮留めで付け、すべてのステップが終わったタイミングで本締めを行うという流れで行うため、この時点では組み立てたハシラは倒れることは無いですがグラグラと不安定な感じとなっていました。
パワーラックの柱は重たく、ネジの仮留めをする際に支えるだけでも大変であるため、やはりメーカー推奨の通り二人以上での組み立てで行う方が良いと感じました。
ちなみに組み立ての際に早い段階で柱の向きをミスったりしました。
ミスった際に修正できるようにするためにもネジの本締めは最後まで我慢するようにしましょう。
組立ステップ2・3
ステップ2・3ではパワーラックのセーフティーバーの装着や、上部パーツの装着を行っていきます。
パワーラックは高さが200cm以上となり上部のパーツは組み立てが非常に難しくなるため、組み立て最中にネジなどの部品を落とさないように注意が必要です。
記事作成者は身長が180cm以上あるためそのまま組み立てていましたが、人によっては踏み台などを使いながら組み立てることをオススメします。
このステップ2・3を完了するとラットプルマシンの部分以外が組み上がった状態となり、ネジが仮留めでグラ付きながらも見た目はしっかりパワーラックらしくなってきます。
ラットプル部分の組み立て
パワーラック部分が完成したら、ラットプル部分の柱の組み立てを行い、その後ラットプルのケーブルを滑車と絡めながらセッティングしていきます。
ちなみにこのステップあたりから構造が複雑になってきた影響でミスを連発しだしました。
前のステップまででも組み立てに相当な時間や体力を費やしていたので精神的ダメージは大きいですが、ここは何とか耐え忍びながら完成を目指しましょう。
こうして、ラットプル部分の取り付けができたらマルチラック全体としてもほぼ完成となります。
残る作業は仮留めの状態となっている全てのネジの本締めを行うのみとなります。
完成
ようやく終わると思った組み立て作業ですが、ここでのネジの本締め作業が一番大変でした。
ただでさえネジの箇所が多い上に、パワーラック上部のネジ締めの際には腕が上がりっぱなしになるので相当疲れました。もう今日のトレーニングはお休みです。
ネジの本締めを終えたところでついにマルチパワーラックの完成となります。
ここまで非常に苦労してきましたが、規模の大きなトレーニング器具が自宅に設置されてテンションは最高潮です!
ちなみに今回は本記事や動画のために撮影をしながらでかつ一人で組み立てていたのもありますが、かかった時間は休憩時間を除いたとしても軽く3時間以上となりました。
実際に購入しても組み立てのために時間が必要となる点には注意して購入するようにしましょう。
マジで皆さんは二人以上で組み立てを行って下さいね。
IROTEC「マルチパワーラック」の使用感・レビュー
パワーラック全体の使用感
実際に使用してみたところ、ネジが仮締めの時とは比べ物にならないくらいパワーラック全体がしっかり固定されており、ちょっとバーベルを乗せただけでは全くブレたりすることはありませんでした。
セーフティーバーのおかげでバーベルが体に落ちてくることが無いため、一人であっても安心してフリーウエイトのバーベルトレーニングをすることが可能だと感じました。
また、セーフティーバーやラック部分はネジを緩めれば高さを簡単に変えることもできるため、写真のようなベンチプレスに限らず、スクワットやハーフデッドリフトなどの他種目でもストレスなく使用することが可能です。
あぁんもうすでに買ってよかった♡
ラットプルマシンの使用感
ラットプルマシンを実際に使ってみたところ、特に引っかかるといった問題は発生することなくスムーズに動作しました。
このおかげでフリーウエイトだけでは追い込むのが難しい部位のトレーニングを家で行うこともできるようになるため、パワーラックを買う直前まではラットプルが付いてくるものを選ぶか非常に悩んでいましたが、最終的にはラットプルを付けて良かったと思いました!
チンニングバーの使用感
パワーラックの上部に付いているチンニングバーですが、パワーラック本体の耐久性が高いおかげもあってか、体重約80kgの記事作成者が軽くチンニングを行ってもパワーラックがあまりブレることはなく非常に安定していました。
パワーラックのおまけ程度についてくると思っていたチンニングバーですが、十分にトレーニングのバリエーションに取り込むことができるため、購入した際にはぜひ活用方法を検討して欲しいと思いました。
ディップスバーについて
今回のマルチラックのパーツにディップスバーが付いてきますが、個人的にはこれが唯一イマイチだと感じました。
ディップスバーはマルチラックのセーフティーバーに差し込んで使う仕様であり、思ったよりも安定感が無くグラつくため、あまり安心して使用することができませんでした。
体重が軽い方であれば問題ないかもしれませんが、本格的なディップス種目をトレーニングに取り入れたい人にはそこまでオススメできない点には注意が必要です。
結論としてマジで買ってよかったです!
今後は不自由なく安全にトレーニングができるので、筋トレライフが楽しくなっちゃうこと間違いなし!
その他のパワーラックについて
今回レビューをしたIROTECは非常にオススメできるパワーラックだと思いましたが、予算や家のスペースに限りがある方には記事作成者が以前に使っていたBODYMAKERの「マルチラック2」がオススメとなります。
IROTECのマルチラックと比較したら安全性はやや下がってしまいますが、それでもフリーウエイトのバーベルトレーニングを行うには十分なスペックであり、場所やサイズの融通が利く点も高評価です。
また、その他のパワーラックについても下記の記事にまとめていますので興味のある方はぜひチェックしてみて下さい!