トレーニングに慣れてくると、トレーニングジムなどの施設でバーベルを使ったトレーニングを始める方が増えてきます。
バーベルを使うことで高重量を扱うトレーニングをすることが可能になり、短時間で効率よく筋肉を鍛えることが可能となるため、長くトレーニングを続けていく上でバーベルは非常に重要なアイテムであるといえます。
自宅用として導入するにはハードルが高そうに見えるバーベルですが、実際は個人で購入して所有することは難しいことではありませんので、この記事ではトレーニングの幅を広げてくれるバーベルを購入する際の注意点などを解説していきますので、バーベルの購入を考えている皆様の参考にしていただけたらと思います!
筋肉を強くするために高重量のバーベルトレーニングは非常に効率的!ぜひ参考にしてみてね!
バーベルを導入することによるメリット
高重量を扱うトレーニングが可能
バーベルを使ったトレーニングと同じようなトレーニングはダンベルでもできるのですが、バーベルはプレートを取り付けられるサイズや枚数がダンベルより圧倒的に多いため、高重量でトレーニングをすることが可能となります。
背中・胸・足といった大きいサイズの筋肉のトレーニングでは、トレーニング中級者レベルでも自身の体重よりも重い重量を取り扱うことが可能となるため、効率よく鍛えるためにも高重量を扱えるという点は非常に大きなポイントとなります。
筋肉を左右バランスよく鍛えることが可能
バーベルをは基本的には両手で握って使用をするため、トレーニングの際にダンベルのように左右の腕が独立した動作をするのではなく、必ず左右が連動した動作をすることになります。
このような特徴から、バーベルを使ったトレーニングでは左右の筋肉をバランスよく鍛えることが可能となります。
また、バーベルは両腕で取り扱うため、ダンベルを使ったトレーニングよりもバランスを崩しにくいため、適切な環境があれば安全にトレーニングすることができるというメリットもあります。
バーベルを使ったトレーニングでは様々な筋肉が補助し合う動作となることが多く、同じ重量であればダンベルよりも安全だったりもします!
バーベルを選ぶ際の注意点
シャフトの太さは?
バーベルのシャフトには、プレートを取り付ける部分の太さが28mmであるタイプと「オリンピックシャフト」と呼ばれる太さ50mmであるタイプの2種類がありますが、自宅用として購入する場合は太さ28mmのタイプのシャフトを購入するのが一般的となります。
ただ、オリンピックシャフトが悪いというわけではなく、むしろ28mmタイプのものよりも圧倒的に耐荷重が大きく安定性も高いため、ウエイトリフティングなどの競技で正式に採用されており、オリンピックシャフトは非常に質の高いシャフトであると言えます。
しかしながら、オリンピックシャフトはシャフトだけで20kgという高重量である上、28mmタイプのシャフトより価格が何倍も高く、専用のプレートも高価格となるので、オリンピックシャフトはトレーニング上級者や予算にかなり余裕がある方にだけオススメとなります。
はじめてバーベルを購入する型であれば28mmタイプのシャフトでほぼ問題はナシ!
高重量を扱うトレーニング上級者になってくるとオリンピックシャフトのほうが欲しくなっちゃうけどね…
シャフトの長さは?
バーベルのシャフトの長さには、160cm、180cm、200cmといった長さがありますが、バーベルのグリップ幅が狭いと、ベンチプレスやデッドリフトといった大きい筋肉を狙ったトレーニングの自由度が下がってしまうので、基本的には十分なグリップ幅を確保できる180cmや200cmといった長さのシャフトを選ぶことをオススメします。
ただ、トレーニングをされる場所の部屋の広さが十分に無いとバーベルが壁にぶつかってしまうといった問題が発生する場合があるので、部屋の広さに制限があるのであればグリップ幅が広めで全体的に短いバーベルを選ぶという選択肢も考えておく必要があります。
バーベルを部屋の壁にぶつけてを傷つける可能性も大いにあるので、部屋の広さは絶対に事前に確認しておこう!
プレートの重さは十分であるか?
バーベルセットは総重量が増えれば増えるほど金額が上がってしまうため、初心者の方は重量を最小限に抑えようと考えるかと思いますが、可能であれば少なくとも総重量が100kg前後あるバーベルセットの購入をオススメします。
バーベルセットの合計重量が小さいと付属のプレートの種類が少なくなるため、トレーニングの際に細かい重量変更ができなかったり、高重量をセットするのにプレートをたくさんつけなければならず手間がかかってしまうといったデメリットが発生してしまいます。
そのため初心者の方でもできるだけ購入を検討をしているバーベルセットのプレートの種類が十分揃っているかを確認したうえで、十分な種類のプレートの揃う総重量の大きいバーベルセットを選択することが重要と言えます。
なお、トレーニングのプレートは、軽いもので"1.25kg"以下のプレート、重いものは"15kg"以上のプレートがあるのが好ましいです。
自身の扱うことができる重量よりも総重量が大きいバーベルセットを15kg以上の重たいプレートを確保するためだけに選ぶのはかなり合理的!
体が疲れているトレーニング中のプレートの付け替えは想像以上に面倒なので注意!
オススメのバーベルを紹介
著者厳選オススメバーベル
IROTEC バーベル 100kgセット (シャフト180cmワイドグリップタイプ)
バーベルセットで最もオススメできる商品がIROTECのバーベルセットとなります。
IROTECのバーベルは価格は高すぎず、品質も十分に良く、著者自身も長い間使用していますが、バーベルのトレーニングにおいて困ったことはほぼ無いため、初めてバーベルを買う方でも十分にオススメできる商品であると言えます。
なお、IROTECのバーベルセットは1.25kgから15kgまでのプレートが揃う100kg以上のセットを購入することがオススメで、シャフトの長さに関してはパワーラックでも使用ができる180cmワイドグリップタイプか200cmのシャフトを選ぶようにしましょう。
なお、自身が購入した時にはバーベルカラー(留め具)が使いにくいというデメリットがありましたが、今ではバージョンアップされて使いやすいタイプに改善されている点も非常に好印象です。
本当に「初めての人はコレでいいよ!」って言えるくらいには無難です!
10kg以上の重いプレートは持ちやすい形状になっているのがとても親切!
FIGHTING ROAD バーベルセット
基本的にはIROTECのメーカーをオススメしていますが、よりコストを抑えたい方にはFIGHTING ROADのバーベルセットが購入候補となります。
FIGHTING ROADのバーベルは70kgのセットでも1.25kgから10kgまでのプレートが付属し、7.5kgという中間的な重量のプレートがあるといった点では優れていますので、「オススメとはいえ100kgも重量はいらない」「とにかく安く手に入れたい」という方には購入の候補にすることができます。
上級者向けオススメバーベル
FitElite オリンピックバーベルセット(133KGセット)
トレーニング上級者の方には、FitEliteのオリンピックシャフトタイプのバーベルセットがオススメとなります。
オリンピックシャフトであるため、28mmタイプのシャフトのバーベルセットよりも高価格とはなってしまうのですが、約340kgという圧倒的な耐荷重に加え、十分な長さのグリップにより筋肉の可動域をフルに使うトレーニングが可能であるといったメリットもあるため、トレーニング上級者の方であればぜひとも購入を検討して欲しい商品であると言えます。
パワーリフティングのような高重量を持ち上げることを目的とした競技の練習用として使うのであればオリンピックシャフトの方が良いです!
ちょっと待って!購入前に注意が必要なバーベル商品
Wout バーベルにもなるダンベル
バーベルで非常に売れている商品で、ダンベル2つを合体させてバーベルとして使えるというタイプの商品があり、安価で様々な使用用途があるといった魅力のある商品ではあるのですが、実はバーベルのトレーニングを行う上では重量やグリップ幅が制限されてしまうため拡張性は逆に低くなっており、今後トレーニングの質をどんどん上げていこうと考えている方は購入を控えたほうが良いタイプのバーベルとなります。
複数のパーツを合体させて組み立てるタイプのバーベルシャフトは、通常のシャフトと比較すると非常に耐久性が低く、組み立てや分解にも時間がかかってしまうという大きなデメリットがあります。
バーベルは高重量・高負荷のトレーニングを実現できるという点がメリットであることに対して、このような商品はそのメリットを満たすことができないため、長くトレーニングを続けていこうと考えているのであれば購入については再検討することをオススメします。
非常に良いアイデアの商品であるとは思いますが、筋トレを極めていく上では必ずどこかで物足りなくなってしまうアイテムなので注意!
バーベルと合わせて知っておきたいアイテム
トレーニンググローブ
バーベルを扱うトレーニングにおいては使用する重量が重く、握る手が痛くなるという悩みが発生する可能性が高いため、手を保護するためにもトレーニンググローブの購入をオススメします。
パワーラック・トレーニングベンチ
バーベルをトレーニングに本格的に活用するために、パワーラックとトレーニングベンチ導入することをオススメします。
バーベル・パワーラック・トレーニングベンチがあれば、筋肥大に非常に効果的なトレーニングである"BIG3"(ベンチプレス・スクワット・デッドリフト)を行うことが可能となり、ジム施設に引けを取らない質のトレーニングが可能となるため、バーベルを購入する際はぜひともセットで揃えることを検討してみて下さい。
バーベル・ラック・ベンチがあれば実質のホームジムが出来上がります!
ホームジム環境の作り方記事も参考にしてみてね!